
テーラーメイド P7CB アイアンは、ツアー系キャビティバックアイアンです。最大の特徴は、軟鉄を通常の2倍以上の2000トンプレス機で5回鍛造する「コンパクト グレイン フォージング」製法を採用している点。これにより、鉄の密度が高くなり、非常にマイルドで心地よい打感が実現されています。

ヘッドは小ぶりでシャープなデザイン。トップブレードが薄く、スイートスポットがやや上めに配置されているため、構えた時に集中しやすく、操作性の高さも感じられます。フェースの下部でヒットしても飛距離のロスが少なく、しっかりとしたスピンでグリーン上に止められるのも魅力です。
P7CBは番手ごとに最適な重量配分と重心設計がなされており、3番~6番にはトゥ側にタングステンウェイト、センターからヒール側にはセラミックコアを内蔵。7番~PWはセラミックコアのみと、細かな調整が施されています。これにより、低重心化と許容性の向上、そして深い打感を両立しています。
スペック
番手 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | PW |
ロフト角(°) | 23 | 26 | 29 | 33 | 37 | 41 | 46 |
ライ角(°) | 61 | 61.5 | 62.0 | 62.5 | 63.0 | 63.5 | 64.0 |
シャフト
N.S.PRO MODUS3 TOUR 105
Dynamic Gold MID 115
クチコミ
打感・操作性
- 打感は非常にソリッドで心地よく、マッスルバックほど難しくはないものの、しっかりとしたスピンと高さが出せる。
- トップブレードが薄く、スイートスポットがやや上めに設定されており、見た目もシャープで集中力を保ちやすい。
- フェースの下側でヒットしても飛距離が落ちにくく、スピン量も十分確保できる。
やさしさ・ターゲット層
- ツアー系キャビティバックながら、やさしさも感じられる仕上がりで、中級~上級者向け。
- ただし、ヘッドスピード40m/s程度ではある程度のスイングスピードや技術が求められる。
- フェード系が打ちやすく、左に行きにくいチューニングで、スピン性能も高くグリーン上で止めやすい。
抜け・安定性
- ソールの抜けが非常に良く、様々なライから球を拾いやすい。
- 適正ロフトで飛距離のバラつきも少なく、番手間の距離も安定している。
デザイン・仕上げ
- ヘッドは小ぶりで、バックフェースやアドレス時の見た目もシャープ。全体的に「雰囲気がある」アイアンとして隙のないデザイン。
- グリップの装着も正確で、昔のテーラーメイドとは違い細部まで丁寧に作られていると感じる。
テーラーメイド P7CB アイアンは、打感・操作性・スピン性能・デザインすべてにおいてハイレベルなツアー系キャビティバックアイアン。見た目も機能もこだわりたいゴルファーに、ぜひ一度試してほしい逸品です。